11月6日(日)、ベナンはタバスキの日でした。
タバスキはイスラム教徒にとって一年に一度の大イベント。
各家庭でムトン(羊やヤギ。裕福さによって牛になったり鶏になったり)を買い、この日に家長がシメて家族や近隣の人たちに振舞います。
特にベナンでは肉はとても高級品なので、この日のために何ヶ月も前からお金をためて準備する人が多いです。
私の任地ジュグーはベナンでも極めてイスラム教徒の割合が多い特殊な場所で、この日は一年で最も盛り上がる日になります。
大人も子供もいい服を着ておめかしして、どこに行っても老若男女みんな楽しそう。
この雰囲気、大好きです。
(昨年のタバスキの様子やタバスキについての詳細はこちら→
http://bepositive429.jugem.jp/?month=201011)
今年も多くのベナン隊員がタバスキを見にジュグーに遊びに来てくれました。
私たちジュグー隊員を含め、11名もの日本人がジュグーに集結!
それはそれは目立っていたことでしょう。笑
当日の朝、大勢の人がモスクにお祈りに行きます。
太鼓をたたきながらの行進。すでにお祭り騒ぎ
馬に乗っているのは権力者たち
解体の写真は昨年と同様グロテスクなのであまり載せませんが、昨年の記事を読んで参考にしてください^^;
昨年も書きましたが、子供達も一緒になって解体を手伝います。
命がどこからやってくるか、またそのありがたさについて、こうして自然と学んでいるようです。
今年は、うちでもカブリ(小ヤギ)を用意してガルディアンにさばいてもらい、みんなでイニャムピレ(ヤム芋を餅状にしたベナン料理)と共にいただきました。
庭でイニャムピレ作り。
搗き方にもコツがあり、なかなか力が要ります。ベナン人女性はみんな職人ワザです。
出来上がった全員分のイニャムピレ。
ソースは事前に買っておいた材料を渡して近所の人たちに作ってもらいました。
解体したカブリの肉も一緒に、アラシッド(ピーナッツ)ソースで。
とても美味でした。
命を美味しく頂いた後、午後はみんなでジュグー観光。
ジュグーのベストスポット、グランモスケ(大モスク)へ。
最近壁も塗り替え、より美しくなりました。
モスク屋上にてみんなで記念写真。(ナチティングーの二人が写ってないのが残念!)
みんな、来てくれてどうもありがとう!
この日は美しい日の入りを見ることが出来ました。
ジュグーの街や人々、生贄となった動物達、来てくれた人たち、同任地隊員、いい思い出をくれた全てに、ありがとう。