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ベナンのサファリパーク
ベナンには、北部に「パンジャリ国立公園」というサファリパークがあります。
サファリパークといっても日本にあるようなテーマパークとは異なり、広大なサバンナの草原や森の中を車で走り、野生動物を見て回ります。
敷地は南端から北端までは約100kmあり、おそらく埼玉県くらいの大きさ。
もはやサファリパークの域を超えています。
車の通る道や敷地内の宿泊施設を除き、ほとんど人間の手は加えられず自然のあるがままの姿なので、動物がどれくらい見られるかも運にかかっています。(季節や時間によっても変わります)

先日、このパンジャリ公園に同期と先輩隊員の計6名で行ってきました。
ベナンにいるからには一度は行ってみたかった場所なので、いい気晴らしにもなりました。
ということで、簡単に写真付きで旅行記をアップします。


パークに向かってぐんぐん北上していきます。途中、こんな絶景にも出会えました。
ベナンのグランドキャニオン(言いすぎ?)


意外と簡素なパーク入り口。


パーク案内図。一日で全てを回るのは広すぎて不可能です。


動物が現れやすい時間。
早朝か夕暮れ時が狙い目のようです。


今回お世話になったガイド兼ドライバーのイグナス。
前日に車のドアに指を挟んで怪我してましたが、気合(と商売根性)で頑張ってくれました。


日本のように鉄格子でがっしり保護された車ではなく、こんなにオープン。
もちろん動物が襲ってきたらアウトです。さすがベナン。


気持ちのよい風を受け、パーク内を奥へと進んでいきます。


水辺のビュースポットに到着。


右側に見えるものは…


カバでした。デジカメのズーム、ぐっじょぶ。


バンビも水を飲みに来てました。


水辺をあとにし、広大な敷地内をどんどん進んでいきます。


ヒヒも木から降りる。
どんな動物も車が近づくと逃げてしまいます。


路上に現れ、もの言いたげなヒヒ


天然の蟻塚。人間の背丈くらいはありました。


道なき道を進んでいくと…


こんなのもいました


ゾウ!?


バンビ


ヒヒ


ウタコ


園内の北端。そしてこれが国境の川です。
手前がベナン、奥がブルキナファソ。
ブルキナ隊員のみんな、元気かなー。


突然、前方を牛の群れが横切りました。
なかなかの迫力です。


ホロホロ鳥。
日本では高級レストランの食材のイメージがありますが、こちらでは2,000FCFA(約400円)でそこそこのものが食べられます。


そしてゾウのリベンジ!
今度ははっきりと見ることができました。


ベナンの夕陽はとても大きいです。



翌朝。まだ陽の昇らないうちにホテルを出発します。
この時間はアフリカとは思えぬ寒さでした。
目標はただ一つ。
早朝しか遭遇できず、5年働いてるガイドでも3回しか見たことがないというレアキャラ、百獣の王ライオンを見ることです。


ライオンの足跡発見!
期待が一気に高まります。
それにしてもイグナス、よく見つけたな…


しかし結局ライオンは見つけられないまま、日の出を迎えてしまいました。
うむー残念。
朝日の光浴びて僕たちは目を覚まします。(無理矢理)


その後は再びカバやバンビなどを見て癒されつつ、帰路に着きました。
様々な「アフリカならでは」を体験できてよかったです。
きっとケニアやタンザニアはもっと凄いんだろうなぁ。
いつか行ってみたいものです。



おまけ

機関車トーマスfeat.ブルキナベ
| tokuboshi | - | 18:34 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
押し付けの国際協力
現地の人が必要としていない援助を、先進国側が一方的に自己都合で行ってもあまり効果は出ないし、持続しない、
というのは国際協力でよく耳にする話。

現地の人が持つ「こうありたい」という理想像を、現地の人が自分たちの力で実現できるよう、必要な技術や物資を提供するのがよいといわれる。
そうすることで達成感や主体性が生まれ、援助する側がいなくなっても持続するものとなる。

ジュグーはごみの問題がわりと深刻で、家の外や学校の校庭、道路上などいたるところにごみがポイ捨てされている。
野菜や果物の皮などは野ヤギなどの動物が食い散らかす。やがて土に返るといわれるけれど、果たしてどどれだけ時間のかかることか。
ビニール袋や紙くずのほか、中には針や金属片も散らばっており、裸足で歩き回る子供たちにとっては非常に危険である。

私は学校保健が主な任務とされているので、このごみの問題についても特に学校に絞って活動を行っている。
ポスターを利用して「校庭にごみをポイ捨てせずゴミ箱に入れましょう」という啓発や、ゆくゆくは各校対抗の掃除コンクールなどを実施したいと思っている。

啓発活動をしていて意外だったのが、みんな「何がよくて何がいけないか」は知っているということ。
アポなしで訪問して先生たちにポスターの説明を生徒にしてもらっても、「食べる前に手を洗いましょう」だとか「ごみはゴミ箱へ捨てましょう」だとか「外ではちゃんと靴を履きましょう」などの項目をこちらから何も説明せずとも生徒に教えているし、何故そうしなければいけないかもちゃんとわかってる。
子供たちもしっかりと答えている。
『なんだ、わかってるじゃん』と感心して教室の外を見ると、校庭にはゴミが散らばっているし、靴を履いていない生徒もたくさんいる。
先生も生徒の前で平気でポイ捨てをする。

ある校長先生に、「うちの学校は週二回、ちゃんと掃除をしている。いま校庭にゴミが散らかってても、どうせまとめて掃除するからいいじゃないか」と言われ、それではどうしていけないのがうまく反論できず悔しい思いをしたことがある。
きっと、週二回だからいけないとかそういう問題ではない。
もちろんこのままでいい筈もない。

ゴミのポイ捨てが「よくないことらしい」という概念が頭の中にあっても、それほど重要なことではない限り、昔から長く根付いているこの習慣は続いてしまうだろう。
住民の多くがゴミ問題について真剣に考えるようになり、「ゴミが散らかってる街は嫌だ、ゴミのない綺麗な街でありたい」と思うことで、ようやく事態が改善されていくのだろう。


はて、どうしたらいいものか。
外国人が一方的に「ポイ捨てよくない!ちゃんとゴミ箱に捨てよう!ゴミの散らかってない綺麗な街にしよう!」と言い続けているだけではきっとあまり効果はない。
大切なのは、現地の人が「ゴミの散らかっていない綺麗な街にしたい」と思うことだ。そしてそう思う人がどんどん広がっていけば、自然と街は綺麗になるはず。
その上で必要な援助(例えばハード面では、財政的に厳しければJICA予算を通じてゴミ箱やゴミ回収機材を提供するなど。ソフト面では、効率的な掃除やゴミ回収の仕方を日本の実例を通して情報提供するなど)を行うのがよいのだろう。

こう考えているうちに、今やっている自分の活動の意味って何なんだろうと思い始めてきた。
このまま「掃除しまょう」とかいい続けて、仮に自分がいるときは掃除をしたりしても、結局それはやらせれている感があって、自分の帰国後もそれが続いているのかどうか、自信がない。
自己満足の活動に陥りがちだ。

うむーいかんいかん。
頭でっかちになりすぎて行動できないのは、たまに現れる自分の悪い癖。
何もしないより、まずは行動したほうがよいというのも頭ではわかっているはずなのに。
きっと一歩踏み出して行動しちゃえば、どうにかなるんだろうけど。
行動することで見えてくることだってあるんだろうけど。
何かがブレーキをかけてくる。

ま、焦ることもない、か。


<思いつき備忘録メモ>
小学校の子供たちにポイ捨て禁止キャンペーン的なポスターを書かせて、市役所とか病院とか人が集まるところに貼ってみようか。
日本でも小学校でそんなことやった記憶があるな。金賞は商店街の掲示板や公民館に貼られたりしてた。
外国人ボランティアの一人がわーわー言うよりも、子供たちから訴える力は遥かに大きいはず。
| tokuboshi | - | 01:53 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ポジティブな停電
ここ最近、長時間の停電が続いています。
朝8時頃から止まり、日が暮れる19時頃にやっと復旧します。
そんなのが一昨日から毎日続いて今日で3日目。

うちのガルディアンに「不便じゃー」と愚痴っていたところ、どうやら近所で幹線道路の工事をしていて、電気工事もそれにあわせてやっているようだとのこと。
今まで電気のなかった村に新たに電気を通す工事をしているみたいです。
そのため、工事中は電気を止めているみたい。

なるほど、これからより多くの人が電気を享受できるようになるための停電なのか。
そう考えると、「このくらい喜んで我慢しよう」と思えてくるから不思議です。
自分本位の考えだったのがお恥ずかしいですが、ものは考えようで楽になるものですね。

ポジティブって大事!
| tokuboshi | - | 02:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
大統領選挙
コートジボワールの大統領選挙が1ヶ月ちょっと前に実施されたが、いまだ結果を巡って混乱が続いている。
二人の大統領が並立している状態と報道されているが、前大統領が潔く敗北を認めずに、権力と暴力を行使してなんとしてでも選挙結果をなかったことにしようとしている、という感じがする。
新大統領派の多い地域を全体の10%も無効票にするなんて、さすがに乱暴だと思う。
「前大統領は選挙結果を受け入れて退陣せよ」という国連や欧米諸国の意見は妥当だと思うが、前大統領は内政干渉だという理由で国連軍や政府関係者を国外に追い出している。
国営テレビや新聞を支配し、外国からの通信をシャットダウンし、前大統領側に有利な情報のみを国民に与えて世論操作をしている。
明らかにこのままだと民主主義の崩壊で、国が腐っていってしまう。

そして今日、また死者が出た。
http://www.english.rfi.fr/node/69437
選挙後、現在に至るまでの死者はおよそ200名だそう。

大統領は国民を守るべき立場であるはずなのに、その大統領の地位を巡る争いに巻き込まれた多くの国民が命を落とさなければならないなんて、どうかしてる。
「200名」なんて一括りでは語ることのできない、一人一人の人生が、重い命が、失われてる。
それぞれにたくさんの友人や家族がいて、至る所で深い悲しみに包まれる。

誰がこれを償えるというのだろう。
バグボ前大統領は、この重い重い責任を背負ってでも大統領の地位に居続けようという自覚があるのだろうか。

もう、これ以上、悲しみや憎しみを増やしてはならない。

そんなこと、誰だってわかってる。
わかってるのに、起こってしまう。

だから、やるせない。

コートジボワール選挙の詳細は様々なニュースサイトで知ることができるが、こちらのブログもお勧め。
「コートジボワール日誌」http://blog.goo.ne.jp/zoge1
在コートジボワール大使が直接執筆されていて、選挙前の様子や選挙後の混乱の過程が生々しく伝えられている。
(しかし、立場的に困難な点もあるのか、現在は更新が一時中断されている)


そしてベナンでも、いよいよ3月に五年に一度の大統領選挙が実施される。
現段階で目立った混乱はないが、現大統領の再選は危ういのではないかという話はよく耳にする。
ベナンは5年前の前回の選挙は民主的に行われており、アフリカの中でも内戦が無く平和な国で、国民もそれを誇りにしていることからきっと今回も穏やかな選挙になることが期待されるが、こればかりは実際どうなるかわからない。
万が一コートジボワールのような武力衝突や大きな混乱が起こった場合は国外退避もあるらしいが、そのような事態にならないことを願う。
何より、全く罪の無い命が失われ、悲しむ人が出ることのない様に。

| tokuboshi | - | 05:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
君を想う
君と離れてから半年。
君がベナンにいないことは頭ではわかっているけど、時折、無性に君に会いたくなるんだ。

初めて君と出会った日のことを、僕は決して忘れない。
それは、僕が大学生の頃。
たしか場所は、池袋だった。
君は男女問わずとても人気者だったから、なかなか会うことができなかったけれど、出会った瞬間、君の虜になってしまった。
それからというものの、いつも君のことばかりを考えていたよ。

社会人になってからは、君と会うのは主に週末になってしまったけれど、いつも楽しみで仕方がなかった。
でもたまに、都内に営業に出ていたときは、昼の時間に会えたこともあったね。

君はたまに辛口になったけど、そんな君も好きだった。
特に寒い日は、心も身体も温めてくれた。
帰国したら、すぐに君のところに行くからね。

僕は、君が好きだ。
君が欲しい。今すぐ君を食べたい。








やすべえのつけめん。

…てへ☆
無性に食べたくなったもので!
こいつ遂に壊れたかと思った方、ごめんちゃい!

あー楽し。笑
| tokuboshi | - | 02:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ずっと欲しかったもの
任地ジュグーに来てから五ヶ月。待ちに待って、ようやく手に入りました。

日本では見向きもしなかったけれど、こっちに来て無性に欲しくなったもの。
コトヌーでも買えず、パラクーでも買えず、サンタさんにお願いしても届かず、でもいつかはきっと手に入ると信じていたもの。




ガスボンベ。




ベナンは都市ガスがないので、調理するにはガスボンベが必要です。
しかし着任して以来ずっと、ベナン全域がガス不足でなかなか入手できませんでした。
七厘で炭を焚いて火を起こす手もありますが、それなりに時間と手間がかかります。そのため結局家では調理せず、コトヌーで買ったガスコンロはそのまま家で眠りつつ、屋台などで食事を済ますことが多かったため栄養の偏りが懸念されていましたが…

これで自炊ができます!
わーい!炎の料理人第一歩!わーい!

早速、屋外にあるキッチン(屋根付きだけど)にボンベとコンロを設置しました。



ガス台が無いので、使っていない椅子で代用。協力隊クオリティ。


ガススタンド。いまはずらっと並んでますが、これがずっと空の状態でした。


早速昨晩はチャーハンと鶏肉の野菜炒めを作りました。
ネギは庭の畑で取れたものを。うまかったー!

これで少しは痩せなくなるかな?笑
| tokuboshi | - | 18:13 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
さようなら
新年早々に似つかわしくないタイトルではありますが。笑

ときどきベナン人に日本語を教えることがあります。
先日も「こんにちは」とか「ありがとう」などの簡単な挨拶表現を教えていたのですが、『'Au revoir'(英語でいうgoodbye)は日本語で何ていうの』と聞かれ、「さようなら」だよといつものように答えました。

そこで、ふと思ったこと。
「さようなら」って、日常会話で使うことってありますかね?
すごく一般的な日本語のように思えますが、じつはこの表現を普段あまり耳にしない気がするんです。
友達と別れるときも「じゃあね」や「またね」とかだし、会社や営業先だと「失礼します」だし、お店の人がお客さんには「ありがとうございました」が普通だし…さようならって言葉、使われてるようで使われてない気がするんです。
テレビ番組などで最後に司会者が言ったり、舞台のセリフなどで登場することはあるかもしれませんが、現代の日常的な日本語じゃない気がするんですよねぇ。
あとは水野晴郎くらいか。

英語でoften=「しばしば」と訳されることが多いですが、「しばしば」も日常では使われていないとのことで最近は「よく」と訳すと教えられることが多いです。
「さようなら」もいつかは「しばしば」と同じ様に、いわゆる使われてるようで日常使われていない日本語になってしまうのでしょうか。
みなさんは、最近いつ「さようなら」って言いましたか。
少なくとも私はここ数年使っていない気がします。

それでは、英語のいわゆるgoodbyeは何という日本語訳が自然なのでしょうか。
やはりすべてのシチュエーションに共通して使える表現はないのですかね。
友達なら「またね」、目上の人なら「失礼します」などでしょうか。
学校の教室などで先生に対しての表現ではまだ使われそうですが。
そういえば「先生さようなら、みなさんさようなら」とかありましたね。

そんなしょーもないことを徒然と考えてるお正月。
それでは、さようなら。
| tokuboshi | - | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
謹賀新年
日本より8時間遅れてベナンも年が明けました。
おめでとうございます。

昨日は23時半頃に猛烈に眠くなり、でも年越しの瞬間は迎えようと頑張って起きようとしていたのですが、やはりうたた寝してしまいました。
でもそんなときのために携帯のアラームを23時55分にセットしていたので、無事「目が覚めたらいつのまに年が明けてた」は避けられました。

年明けの瞬間はラジオでは2010年から2011年になったことが静かに伝えられ、ちょっとしたおめでたい音楽が流れ、また番組に戻りました。
でも、年明けのアナウンス、インターネットの時報より3分くらい遅れてました。そんなもんです。

2011年の目標は「蓄」。
明らかにここよりも時間の流れが速い日本のことを考えると、気付かぬうちに様々なことに遅れをとっていそうで焦りそうになります。
しかし今年一年はまるまるベナンで過ごすことが決まってる以上、焦っても仕方が無いので今ここでしかできないことをたくさんやって、今後のためにいろいろ蓄えたいと思います。
現地経験も、語学力も、そしてこれ以上痩せないように、肉も。

今年もこのブログをどうぞよろしくお願いいたします。
2011年が皆さんにとって良い一年になりますように。
| tokuboshi | - | 23:59 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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