ベナンはゴミをゴミ箱に捨てるという習慣がまだそんなに根付いておらず(そもそもゴミ箱がない)、街中いたるところにポイ捨てされたゴミが散乱しています。
たまに地元NGOや業者が掃除して回収するみたいですが、日本のように定期的にゴミ回収車がやってくるようなことはありません。
主にビニール袋やオレンジ・トウモロコシ等の皮など。これを野ヤギやヒツジが食べ散らかします。
また、ガラスの破片や針(!)が落ちていることもあり、裸足で歩く子供たちにとって非常に危険です。
これは学校でも同じで、校庭にはビニール袋や紙類が散乱しています。
生徒たちだけではなく、先生も普通に校庭にポイ捨てをします。
(どうせ後でまとめて掃除するから、ということで罪悪感は無いようです)
学校の場合、掃除は生徒たちが一斉に行います。
ていっても毎週決まった日に定期的にやっている所もあれば、気まぐれでやっている所、完全に放置している所など学校によっても様々です。
先日ふらっと立ち寄った学校では、ちょうどその日は担任の先生がお休みで授業の無いクラスがあり、代わりに掃除をしていました。
校長先生の話によるとこの学校は毎週2日、決まった日に放課後掃除をしているとのこと。
本当は毎日した方が良いのですが、いきなり「毎日やった方が良い」」とか言ってもなかなかそうはいかないので様子を見ていきたいと思います。
また、後日訪問した別の学校では、校長先生にいつ掃除しているのか尋ねたところ「今日の午後やるからまた見においでよー!」とのこと。
いかにも「今決めました」みたいな感じでしたがまぁやらないよりいいかと思い、15時に来いとのことでその時間に訪問。
行ってみるとまだ授業中で、「16時頃には始めるからとりあえず中で待ってな」と言われ授業を見学させてもらうことに。
ちゃんと授業を見るのは初めてだったので良い経験でした。
どうやらフランス語(国語?)の授業のようでしたが、ただひたすら生徒に順番に教科書の文章を音読をさせているだけでした。
しかも生徒が読み間違えたり詰まったりしたら先生はまるで怒っているかのように威圧的に訂正します。
ちなみに途上国の学校は、間違えると怒られ、時には体罰もありといった教育スタイルがわりと一般的になっています。
(実際、それを改善し、楽しく学ぶということを教えることを活動にする職種(要請)も協力隊にはあります)
話がそれましたが、16時を過ぎたあたりでいかにも先生の気まぐれのタイミングで「これから掃除するからみんな外に出なさい」との声で授業は終了(中断)されました。
そして掃除開始。
小さい子たちはほうきでごみを集めます
男の子たちは鍬で雑草を刈り取ります
10分もするとだんだん集中力が途切れて遊びだします
女の子たちは仕上げの掃き掃除
今回見せてもらったのはだいぶ大がかりでしたが、毎回こんなにがっつりやってるとは思えません。
私が訪ねた時だけやるのではなく、私が帰国してからも定期的に掃除する習慣を根付かせることができれば…
それは容易なことではなさそうですが、焦らず、大きな目標として目指していきたいと思います。