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夢はでっかく 根はふかく

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避暑地ベナン
日本では今年は例年以上の猛暑ということで、連日35℃前後の真夏日という知らせに驚いています。

さてこちらベナンはといいますと、北部のジュグーは今ちょうど雨季のため、とても涼しい毎日が続いております。
毎日のように雷とともに激しい雨が降っていますが、その影響もあってか日中もどんなに暑くても30℃程度、朝夕は20℃くらいで長袖が必要かと思うくらいです。
日本の皆さん、避暑にベナンはいかがでしょうか。笑

とはいっても、雨季が終わり乾期になると(ベナンは雨季と乾季の二つの季節しかありません)、「これぞアフリカ」といえるような猛暑の日々がやってくるようです。
日本ではマフラーやコートを着込む真冬の時期には、ベナンではときには40℃近くにもなるとのこと。
暑さには強いつもりですが、熱中症には気をつけつつ、唯一の季節の変化を楽しみたいと思います。



庭にいたカタツムリ。
カタツムリ見るのなんて15年ぶりくらいかも…
| tokuboshi | - | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
もっとうまく…


自分がもっとフランス語を流暢に話せたら、
もっと色々なことを質問して、たくさんのことを知ることができるだろうな、とつくづく思う。

ベナン人と食事したり飲んだりしてる時に、みんな楽しそうに会話していて、
自分もニコニコしながらそこには居るけれど、内容はほとんどわからない。
もともと自分はおしゃべりな性格だけれど、ここではそんな後ろめたさから自然と口数も少なくなってしまう。
もっともっとフランス語が上手になって、
会話にも参加して、冗談なんかも言って、相手の冗談に笑ったりして、
そんなことができれば、飛躍的にいい人間関係が広がっていくだろうな。
仕事でも深い話ができるし、細かいことを聞くこともできる。

微妙なニュアンスの表現のレパートリーを増やしていけば、
自分の気持ちをできるだけ正確に伝えることもできるだろう。

…と危機感を感じつつ、未だ言うほど何もやっていない。笑
とくぼし、勉強せよ!
| tokuboshi | - | 02:01 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ご近所さん
映画『ハナミズキ』がとても気になる今日この頃。

今日は家のご近所さんたちを紹介します。
私が住んでいる家は住宅地の中にあり、特に高級住宅街といったわけでもなく庶民の皆さんと一緒に暮らしています。
(そういう意味では、自分の家も目立つような立派なものじゃなくて良かったです)
みんな気さくでとてもいい人たち。子供もたくさんいます。


裏の家のご家族。臼と杵でトウモロコシをついて粉状にしています。
これを茹でるとパットというベナンの一般的な食べ物が作れます。


洗濯するマダム。
子供たちは一切手伝っていなかったのに、カメラを向けた瞬間ものすごい勢いでやり始めました。笑


うちのガルディアン(警備員)、アダム。夕食を作ってます。
イモルというもう一人との2名交替で24時間家の警備につきます。
でも実際は昼寝したり野菜作ったりしてます。
緊急時には絶対役に立たなさそうですが、すっごくいい人たち。
家族の一員として、一緒に楽しく住んでます。


よく来る兄弟、イムラナ(右)とムッサ(左)。
イムラナが10歳で、ムッサがたしか5歳くらいだったはず。


日本人も中国人も(同じだと思ってる人も多い)アジア人=カンフーのイメージがあるらしく、よくこんなポーズをとります。


名前忘れちゃったけど、ムッサとイムラナの妹。座り方がちょっとヤンキー


通りすがりに見かけた兄弟。
お兄ちゃんが弟の手を引いて道を渡ってました。


隣の部屋に住む看護師隊員ひろみさん。
いつも大変お世話になっております。


ひろみさんの飼い猫、じゃがりこ。通称じゃが。
庭で放し飼いにされていますが、ときどき脱走します。


家の前によくいる鳥たち。




今日も空がきれい。
| tokuboshi | - | 02:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ベナンのインターネット事情
ベナンに来る前、最も気になっていた事項の一つがインターネット環境でした。
はたして任国でネットはできるのか!?
それとも2年間音信不通になるのか!?
きっとこれからベナンに来られる人の中にもそんな疑問や不安がある人もいると思うので、今回は軽くネット依存症の私が任地に着いてから必死に情報収集した結果をお伝えします。(笑)

こうしてブログを更新できているように、ベナンでもインターネットには接続できます。
しかし、もちろん日本のようにブロードバンドが普及していたりはまだしていません。
ベナンは貧富の差がとても大きいのでパソコンやネット環境がある人もそれなりにいますが、多くの人にはまだ「特別なもの」となっているようです。
(というより日常の生活の中でパソコンを使う必要があまりない)
余談ですが、その代わり携帯電話はかなりの数の人が持っています。
電話とショートメールだけのシンプルなものですが、女性隊員はすぐ「番号教えて」と言われて困っているようです。

さてベナンでのインターネットは、自宅に回線を引くのではなくUSBメモリのような接続機器(モデムのようなもの)をパソコンにさして行うのが主流です。
一昔前の日本でも携帯電話や通信機器でデータ通信を行っていましたが、それと似ています。

会社もいくつかあるのですが、zékédé(kanako)とmoovとgloの3社が主流のようです。
zékédéは従量制で、使った分だけ料金が発生します。
1時間あたり約80円で、プリペイド式です。
ただ回線の速度は遅く、地域によっては繋がりにくい、またはまったく繋がらないところもあるようです。

moovは昨年秋に新規参入した会社で、特徴的なのは「使い放題」プランがあること。
ちなみに私はこれに加入しています。
moovも同じくUSB端子に接続機器をさして利用します。
料金は使い放題だと月額4000円で、ベナンに10か所くらいあるmoovのお店で支払います。
前払い方式ですが、数か月分まとめて払うこともできます。
こちらはzékédéよりは繋がりやすいようですが、それでも速さは平均20〜40kbps程度、速くても60kbpsくらいです。
ブログ等ホームページを見て回るだけのネットサーフィンなら問題ないですが、skypeやyoutubeなどは厳しいです。


このような接続機器(「クレ」という)をUSB端子にさしてインターネットに接続します。
日本の無線LAN接続機器と似ていますが質は全然異なります^^;

gloもmoovと同様の使い放題プランがある会社で、料金もmoovと同程度です。
ただこちらはナイジェリアの会社で、あまり情報がありません(ごめんなさい)
gloのお店はコトヌーのガンヒに一か所あるみたいです。

つい昨年ごろまではzékédéしかなかったようで、先輩隊員も多くの人がこれを使っています。
moovは昨年9月からサービス開始したようですが、街の至る所に広告も見かけます。
お店の内装や店員さんの接客態度も洗練されていて、相当急成長している会社なのではないかという印象を受けました。

ちなみに、ベナンにはネットカフェもいたるところにあります。
料金は地域・店によって様々ですが、だいたい一時間あたり60円〜200円くらい。
飲み物とか漫画などは置いてなく、ただパソコンがあるのみです。
自分のパソコンを持参し、ケーブルだけ借りてインターネットを利用することもできます。


ウィダのネットカフェ

早さは店によって本当にまちまちで、電話回線程度の物もあれば、LAN接続を利用して日本と変わらないくらいの速さで利用できる所もあります。(そのような店は大都市に多いようです)

隊員によっては、インターネットの契約はせずたまに近所のネットカフェに出かけるといった人も結構います。

いずれにせよ、急成長を続けているベナン、今後よりよい環境になっていくのではないかと期待しています。
| tokuboshi | - | 01:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ベナンの医療事情 〜ジュグー保健センター訪問〜
今日は隣人の先輩隊員ひろみさんの勤める保健センターを訪問してきました。
ジュグーには病院もあるのですが、予防接種や軽い診察は保健センターで行われています。
そして今日は赤ちゃんの予防接種の日ということで、体重測定などのお手伝いも兼ねて見学してきました。


救急車。後部に簡易ベッドがありました。


予防接種を待つ赤ちゃんとお母さん達。
この日は90名(親子で180名)くらい来ていました。


パソコンはまだ導入されておらず、母子手帳(のようなもの)を手作業で確認しています。


体重計。
トートバッグのような袋に赤ちゃんを入れ、袋ごと吊るして量ります。


ちょっとわかりにくいですが赤ちゃんを包んでいる白い布がその体重を量る袋です。
一人ひとり名前を呼ばれ、まずは体重を量ってから注射にうつります。


注射のアシスタントをするひろみさん(協力隊員は直接の医療行為はできません)


注射を待つ赤ちゃんとママたち。


ジュグーはまだ良い方らしいですが、カルテ管理などのやり方や衛生・清潔に対する意識はまだまだなようです。
カルテも間違えたりいい加減な情報を記入したり、まとめて適当な数値を書いたりしてしまうこともあるとのこと。
違うワクチンを接種したり、前回打った同じワクチンをもう一度打ってしまうということもよくあるとのことには驚きました。


管理されているのかされていないのかよくわからないカルテの山


まさに予防接種の最中の机の上の様子


手前の缶には水と綿が入っていて、注射前の消毒はこれで済ませます。
日本のようにアルコール消毒の習慣はありません。
(アルコールはワクチンの効果が薄れてしまうと考えているらしい)


簡易医療廃棄物入れ。注射針などはここに入れますが、結局他の一般ごみと一緒に捨てられることも多いようです。


ワクチンを保管する冷蔵庫


ワクチン貯蔵ボックス。見た目は決して清潔とは言い難いものです


冷蔵庫からその日必要な分だけ取り出し、こんな感じで処置室に持っていきます。


ワクチン貯蔵室の棚


その国にはその国のやり方があるといえど、やはり健康に悪影響があることは変えていかなくてはなりません。
すでに出来上がっている習慣を変えることはそう容易いことではないですが、少しずつ少しずつ、理解者を地道に増やしていくことが大切なようです。
ちなみに、先ほどの注射前にする消毒用の水ですが、ひろみさんが指導する前は2週間くらい取り換えず同じ水を使っていたとのこと。
日本など先進国で医療を受けられることはつくづくありがたいことなんだと感じました。



部屋の片隅にて。
ママは決して具合悪いわけではなく、ただ寝てるだけです。
自由の国、ベナン。


予防接種を待っている間、地元のNGOの人がお母さん達に向けて食事や病気についての啓発活動をしていました。
この保健センターには衛生啓発担当の職員さんもいるらしいので、今後自分が学校を対象に活動していく中で、うまく連携を取って何かできたら面白そうだなと思っています。


おしまい
| tokuboshi | - | 05:24 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
仕事は自分で見つけるもの
青年海外協力隊は、日本と派遣国との間で「協力隊を送ってください」「協力隊を送ります」という派遣取り決めがなされ、それに基づいてJICAが隊員を各国、各任地に派遣しています。
その際、「うちの国はこういう問題があるのでそれを解決する人材がほしい」といった『要請』と呼ばれる仕事内容が作られ、それが一つの国につき複数存在します。(病院で指導してくれる看護師を送ってほしい、自動車整備技術を持った人を派遣してほしい、など)
募集の際には、これらの要請を国ごと・職種ごとにまとめた「要請リスト」が公開され、それに基づいて応募・選考が行われます。
基本的に一つの要請につき一人の隊員が2年間それに対して活動をしていくこととなります。
要請の内容は同じで活動場所(配属先)が異なる、という場合もあります。

したがって、要請の多い国ほど隊員の派遣数も多くなりますし、逆に全く要請の無い国もあります。
(ちなみに私の要請内容についてはこちらhttp://bepositive429.jugem.jp/?eid=8をご参照ください)

さて、こうみるといかにも途上国側が自国の抱える問題の解決を日本に依頼し日本側がそれに応じている、と思えますが、現実はちょっと異なります。
実際には、各途上国にあるJICA事務所(JICAベナンなど)が、各国の問題点について自分で調査をして、協力隊の活動として成り立ちそうなものに対して「こういう問題に対して日本から人材を派遣してもいいですか」と現地政府に持ちかけ(語弊があるかもしれませんが、一種の「営業」に似ているかもしれません)、現地政府が承認したら無事要請として成り立つといった仕組みになっています。

誤解を恐れずに書きましたが、もちろん現地政府のニーズと全く合っていないわけではありません。
そもそも途上国側が自国の問題について意識すらできておらず、それに対してJICAが問題を投げかけ、途上国側も「そういったことが問題ならぜひとも援助していただきたい」といった形で協力隊を派遣するケースが多いと思います。

しかしながら、全てがそういったわけではないのも事実のようです。
おせっかいまでとはいかなくとも、途上国側にとっては別に喫緊で人を必要としている訳ではないのに、とにかく派遣する数、要請の数を増やすということも行われているようです。
ちなみに隊員一人を派遣するのにかかる研修費用・航空運賃・二年分の住宅費・生活費などの巨額な費用は全て税金でまかなわれています。

何故そこまでしてそのようなことをするのでしょうか。
一つの説として言われているのは、活動の結果はどうであれとにかく派遣する数が増えればそれだけ日本のODA(政府開発援助)の実績も上がるので(青年海外協力隊はODAの一環として行われています)、その結果国連や世界各国に対する発言力が強まるから、だそうです。
実際に事業仕分けでもこれ(青年海外協力隊の大量派遣の必要性)については相当厳しく追及されていました。

ただ、これに対して擁護するわけではないですが、派遣してみないとわからない、というのも事実だと思います。
派遣時にはニーズの低い要請内容だったとしても、その隊員が2年間活動していく中で、その土地・そこで暮らす人々にとってなにかしらの良い影響は多かれ少なかれ必ず生じると思います。
そして、隊員自身にとっても、その経験は今後に役に立つことが大いにありうるかもしれません。
したがって、協力隊員一人一人が日本の税金を使って来ているということをしっかりと意識し、決して生半可な気持ちで過ごさない、といった意識を持つことは相当大切なことなんだろうなとは思います。

しかしながら、現実には隊員にとって一つの大きな問題が生じていることも事実です。
それは、上記のように要請内容と途上国(派遣受入国)側とのニーズが合致しておらず、または共通の認識がないために、隊員によってはいざ配属先の職場に行ってみたら「JICAって何?うちに何しに来たの?」と言われるようなケースも少なからずあるということです。
自分の働く机がないこともあれば、別の機関に配属するものだと思われていたり、「よくわかんないけどとりあえず日本人がやってきた」と職場の人に思われているということがどこの国でも数多くあるようです。
これは最近の話ではなくだいぶ昔から生じていたことのようで、その原因としては、政府から各配属先機関にうまく情報伝達がなされていないだとか、要請や派遣取り決めの打ち合わせをしてから実際に隊員が派遣されるまでには一年近いブランクがあり、その間に担当者が変わってしまっている、といったこともあるようです。

そして、じつは私の配属先(視学官事務所という、日本の教育委員会のようなところ)も例外ではなく、このような感じなのです。
幸いにもみんなとても気さくでいい人で、職場に顔を出すたびに大歓迎してくれてありがたいのですが、私が何をするために来ているのか、そもそもここで働く一員だということを知らない人も多いようです。
前任の隊員が一人いたので直属の上司は協力隊のことについて少し理解してくれていますが、彼女が帰国して半年以上経っているため、自分のことをみんなに知ってもらうのはこれから、といった感じです。
(もちろん自分の仕事部屋も机もまだありません笑)

でも、これに対して嘆いていても仕方ありません。
過去の先輩隊員たちはみんなこの状態から徐々に自分を知ってもらい活動の幅を広げてきたし、むしろそれも協力隊の活動の一つだと思っています。
仕事は与えられるものではなく、自分で見つけるもの。
何者なのかも分かられていない状況から、徐々に職場の一員として入り込み、ちょっとずつ活動を広げていく。これこそが多くの隊員が悩みつつも経験してきてることなんだろうなと思っています。

小学校は10月まで夏休みなので、学校の訪問はまだ出来ていません。
直属の上司は明日から一週間ほど不在にしてしまいます。

でも、きっとできることはたくさんあるはず。
先輩隊員の中には、とりあえずはじめは事務所に居座ってひたすらフランス語を勉強していた、という人もいます。
事務所には各学校の校長先生もちょくちょく訪れるので、結果的に多くの校長先生と顔見知りになり、その後の学校訪問もしやすくなったといいます。

いまは「何時までに出勤して何時に帰る」といった勤務時間が決まっていないので、ともするとサボろうと思えばいくらでもサボれてしまいます。
でも、それでは何のためにここにきているのかわからない。
日本で目が回るほど忙しい毎日を送っている元会社の同期や後輩・先輩、一生懸命働いたり勉強している友人たち、応援してくれている仲間や家族に申し訳ない。

頑張りすぎず、焦らずゆっくりととは言ってもらえる。もちろん、協力隊の活動に際してそれは大切なことだと思います。
しかし、自分に甘くなりすぎず、やるべきことはやる。

口だけにならぬよう、一日一日を大切に生きて行きたいと思います。


駒ヶ根訓練所の班のひとりが作ってくれた、みんなの目標をまとめたラミネート。
訓練最終日のサプライズプレゼントでした。
| tokuboshi | - | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
メゾンdeトクボシ Before&After
先日はちょいと弱気なことを書いてしまいましたが、すぐに元に戻りました!
やっぱ外に出たり、人と話すことって本当に大事ですね。

さて、ジュグーに到着してからおよそ1週間。
家の掃除もだいぶ終わり、ようやく家らしくなってきました。
じつは私の部屋は半年近く空き家のままだったため、到着直後は床や家具は埃をかぶっていて、天井や壁の隅にはたくさんのクモの巣が…。


到着直後。どよーん

ということで、ジュグーでの活動はまずは家の掃除から開始です。
竹ぼうきで床を掃き、窓や壁の至る所にこびりついているビンテージ級のクモの巣を取り、棚やタンスの埃を雑巾で拭い…
日本にいる時にした一年分くらいの掃除をここ一週間でやった気がします。
さて、ここはさすがアフリカ。たくさんの生き物が我が家にも住んでいました。
これまでに退治したクモは50匹以上、日本でも女性にキャーキャー言われているあの人気者、茶色いGくんも6〜7匹出会いました。
そこで活躍したのがこちら。


通称「オロ様」。
任地についてすぐ、隣に住む先輩隊員のひろみさんに薦められて購入しました。
日本でいうゴキジェットのようなものですが、どんな虫にも効果があります。
これはすごいです。イチコロです。
オロ様のおかげで今の暮らしがあります。(大袈裟)

他にもトカゲやらバッタやらコオロギ(こっちのはやたら筋肉質でジャンプ力がハンパない)やらまさに生物多様性を感じずにはいられませんでしたが、もはや次第に慣れてきました。

そして、勢いのあるうちにと思い、シミや黒ずみのあった部屋の壁も白く塗り替えました。
日本のように業者がいるわけではないので、ペンキやハケを買って自分で塗っていきます。


これがなかなか時間がかかりましたが、やり始めるとなかなか楽しいものでした。


こうしてなんとか部屋として形になりました。
ビフォー・アフター風に。

Avant


Après


あとはおいおい、床一面にマットを張ったり、食器や小物類をそろえたりして自分好みの部屋作りをしていきたいと思います。
毎日暮らす所だから、好きな場所にしないとね!
それではまたー矢印上
| tokuboshi | - | 06:24 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
雨のち晴れ
任地ジュグーに着いて4日目の朝。
突然、なんとも言えぬ虚無感と倦怠感がやってきた。
何をするにもあまり気分が乗らない。
決して体調が悪いわけではない。

ベナンに来て初めての感覚。
センチメンタルというと聞こえがいいけれど、日本でもあまりこういう気分になることは少なかった。

今、外は大雨が降っている。空は灰色の分厚い雲でどんより。
きっとこの天気も今の気分に影響してるんだと思う。


不安と孤独が体の内側からぐいぐい込み上げてきて、いつもの自分が必死でそれらを押さえ込んでいる。


でも、きっともうすぐ雨はやみ、明るい太陽と澄んだ青空が顔を出す。

この状態も、ずっと続くわけではない。


晴れたら配属先の上司の家に顔を出して挨拶し、昼はマルシェに行って買い物をしよう!
家の掃除の続きもして、早くお気に入りの部屋を作るぞー!
| tokuboshi | - | 18:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
任地配属
ちょっと日が経ってしまいましたが、現地研修も終了し、8月9日に配属地であるジュグーに無事到着しました。
それまではホテルやドミトリー(隊員用の宿泊施設)での仮住まいでしたが、いよいよ自分の家に引っ越しです。

ジュグーはベナンの北西部にあり、南端のコトヌーから約500km離れています。
この日は配属日ということでJICAスタッフ同行のもと、公用車での移動です。(普段は高速バス)
それでも7〜8時間かかります。

まずは日もまだ昇らぬ朝5時半に起床し、荷物をホテルの部屋から入口へひたすら下ろします。
部屋は3階でしたが、もちろんエレベーターなんて無いので階段を何往復もします。


途中経由するサバルー配属の隊員と2名で1台。
この荷物、載りきるのだろうか…


さすがランドクルーザー。意外と積めました。
スーツケースやバックパックは車の屋根に載せます。
雨対策のブルーシートをかけるのをみんな手伝ってくれました。
(写真撮ってる場合か)


私達ジュグー&サバルー組が最も早い出発。
みんなに見送ってもらいながら、いざコトヌーを出発です。


どこまでも続く長い道。
北上するにつれて、周りの景色も緑が多くなってきます。

ちなみにこの日は途中ものすごい雨に見舞われました。
ベナンでも雨男パワー健在です。

サバルー隊員の家を経由しつつ、午後3時頃ついにジュグーに到着しました。
これから1年11ヵ月、ここで生活し、活動していきます。
家は3軒続きの長屋で、隣には看護師の先輩隊員のひろみさん、反対側はピースコー(Peace Corp・米国平和部隊)のアメリカ人ボランティア、ドゥグラスが住んでいます。
先輩隊員のひろみさんは配属前も到着後もずっとお世話になりっぱなし。
いろいろ教えてくれて、とてもいい人です。
ドゥグラスもまだじっくりと話してはいませんが、年齢も近くとても親しみやすいです。
彼はあと1年いるとのこと。ピースコーに参加した動機とかアメリカ人の考える途上国支援とか、今後色々な話をしてみたいものです。


右が住居。3部屋続きの長屋です。
けっして豪邸ではないですが(当然だけど)、一人暮らしにはちょうどいい広さです。
といっても2LDKでバス・トイレ付。
そしてガルディアン(警備員)もついてるので安心です。

家の前の庭は家庭菜園になっていて、みんなで育ててその都度収穫して食べてます。


白菜やチンゲン菜などの野菜の他、パパイヤやマンゴーの木まであります。
プチ自給自足。
ガルディアン(警備員)が率先して育ててくれてます。


配属先は視学官事務所という日本の教育委員会のようなところ。
小学校を対象として衛生教育の改善や啓発を行うことが主な活動内容です。
手洗いの習慣づけをしたり、ごみのポイ捨てを減らしたりなど。
ただ、村落開発普及員はある意味なんでも屋なので、今後ジュグーに滞在していて気付いた問題点があればそれに対しても活動していけたらいいなと思っています。

配属先や市役所、警察署にも挨拶しに行きました。
みんな気さくで明るい人ばかり。
これから楽しみです。
ただ、今の時期は小学校が夏休みで、視学官事務所も仕事がお休み…。
かといって夏休みが明ける10月まで何もしないでいるわけにはいかないので、じっくり村人を観察しつつ、できることを焦らず探していこうと思います。
これからが本番、一日一日を大切に、悔いのない生活を送るよう心がけていこう。
| tokuboshi | - | 06:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
JICAベナン5周年記念セレモニー
旅行から帰った後も、隊員総会、大使館での夕食会、引越し準備・買い出しと充実した日々を過ごしておりました。
そして今日は「JICAベナン設立5周年記念式典」に参加してきました。
今年はベナンにJICA事務所ができて5年になります。
そこで、総会で全隊員がコトヌーに集まっているのに合わせ、記念式典イベントが開催されました。


式典会場。通称トイレットペーパー。
ベナンの中ではかなり立派な建物です。


ニッポベニノワーズ

今回の式典に向けてJICAベナン公式(?)のパーニュ(布地)が有償で配布され(空気を読んだ買取ともいう)、隊員の多くがそれを用いて服を作りました。
(ベナンでは、服は既製品の状態で売られていることはあまりなく、布を仕立て屋さんに持っていきサイズを図って希望のデザインをオーダーして作ってもらうのが一般的です)


会場にて同期隊員と。青い生地が今回のJICAオフィシャルパーニュ。
正直なところ、あまりベナンっぽくない…^^;

今回の式典の対象者はベナン人。
それぞれの配属先の職場の上司やお世話になっている人を招待し、活動紹介ビデオの放映やブース展示を行います。
また浴衣の着つけ教室やヒロシマ・ナガサキのブース(式典の開催日は8月6日でした)、一村一品運動として各任地の特産品の販売コーナーも設けられました。


一村一品コーナー。
布製バッグや、ごみ袋をリサイクルして作った手作りの財布やストラップなど。


浴衣コーナーにて。
同任地ジュグーの看護師隊員ひろみさんと、ひろみさんの働く病院の職員さん。


このような展示のほか、ステージイベントとしていくつかのパフォーマンスも行われました。
ベナンの日本語教室の生徒たちの合唱(FLOWの流星…とてもいい曲!!)やダブルダッチ(縄跳び)、空手、定番のよさこいソーランも。
そしてなんと私もよさこいを踊りました。
いままで大学のサークルなどでよさこいをやっている友人は結構いて、パフォーマンスを見る機会も多かったですが、いまだ自分がやったことはありませんでした。
しかしまさかベナンでよさこいデビューするとは!
しかもまさかの最前列どセンターというポジションを頂戴しまして、恐れ多すぎましたがこうなったらとことんやるしかありません。
実際本番もかなり楽しんで踊れました。終わった後は力尽きていましたが^^;
ウィダでの研修中も新隊員のみんなで毎晩のように練習していたのを思い出すと終わってしまったのはちょっと寂しいですが、早くも良い思い出を残すことができました。

パフォーマンス終了後は来場者に昼食がふるまわれます。
といってもビュッフェ形式で自分で並んで取りに行くんですが、ちょっと残念な光景が。
食べ終わった後のゴミをゴミ箱に入れず、会場のいたる所に放置して帰ってしまう人が数多くいました。



たしかにベナンでは、日本ほどゴミをきちんとごみ箱に捨てる習慣は根付いていません。
外を歩いていても道端にポイ捨てされたゴミがたくさんあるし、それらが原因で感染症が広まることがあるのも事実。
この問題も、今後の活動のなかでどうにか改善できないかと思っている中のひとつです。


明日は休日ということで、隊員主催のスポーツ大会&BBQ(こっちが楽しみ)が開催されます。
私も10年ぶりにバスケやります。
先生、肉が食べたいです。
| tokuboshi | - | 07:32 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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